H17.2.15


市長のかがやきメール


明日の大垣の農業              小川 敏

 日本は、水田で稲作を行い、米を主食とした生活をしています。しかし、近年は食の多様化により米の消費は落ち込んでいます。また、農産物の多くを輸入に依存しており、食料自給率は大幅に低下しています。このため、輸出をしている国が、人口増加や異常気象などにより不作ともなれば、日本に入ってくる農産物は大幅に減ると予想されます。
 一方、日本の食を支えてきた水田は伝統風景の一つにもなっており、食料生産の基盤としての機能を持つだけではありません。雨が降ればその水を一時的に蓄えて、少しずつ流すというダムのような働きで洪水などの災害を防ぎますし、地下水としても蓄えます。また、気温上昇を抑える、光合成作用により空気をきれいにする、景観が人々に安らぎを与えるなど、さまざまな効果があります。
 こうした水田は大垣にも多くありますが、世界的に見れば、国民一人当たりの農地面積は少なく、日本人の食を確保するためには、既存の農地の保全、そしてより一層の活用が大切です。このため、市としては、地産地消による農業振興を進めています。
 現在、学校給食や公共食堂においては、地元農産物を積極的に取り入れていますし、昨年の芭蕉生誕360年祭では、奧の細道むすびの地を訪れた皆さんに「ハツシモ」で作った「おむすび」を食べていただきました。
 近年は、人にも環境にもやさしい、減農薬・減化学肥料栽培農産物のニーズが高まっており、大垣市でも、アイガモ稲作、れんげ稲作など環境保全型農業に積極的に取り組み、安全・安心な食品の提供を推進しています。皆さんもぜひ地元の農産物をご愛用ください。

稲刈りの様子


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