H18.6.15


市長のかがやきメール


地方鉄道を利用しましょう 大垣市長 小川 敏

 旧神岡町と富山県を結ぶ神岡鉄道が、本年末に廃線の予定です。このように今、地方鉄道は厳しい状況に置かれています。
 昭和59年、国鉄樽見線を引き継ぎ、第3セクターとして発足した樽見鉄道は、セメント輸送の需要もあり、当初の輸送実績は順調に推移していました。しかし、車社会の発達により、年々利用者数は減少しています。名鉄揖斐線が廃止されたことや、沿線に大規模商業施設ができたことにより、利用客はやや増加しましたが、少子化の影響で今後の通学利用客の増加は見込めません。さらに、本年4月からセメント輸送が全面トラック輸送に切り替えとなり、経営の悪化は避けられない状態となっています。
 このため樽見鉄道側は、鮎料理など地域の特産や、温泉入浴券などをセットにした列車を走らせるなどを企画していますが、いつでもどこへでも行ける車との競争は大変です。
 百年近い歴史のある近鉄養老線も同様に、車社会の逆風にさらされ利用客が減少しています。利用客の主体が高校生の通学であるため、少子化の進行も大きく影響しています。
 ガソリンなどの価格が高騰し、車の利用コストは高くなっています。鉄道は、大量輸送が可能でエネルギー効率も良く、環境にやさしい乗り物です。さらに車に乗れない方にとっては欠かせない交通手段であり、時間も正確です。
 市民の皆さんには、鉄道のメリットを見直していただき、会社や自宅が駅に近い方は鉄道での通勤をしていただくなど、廃線にならないよう積極的な利用をお願いします。

樽見鉄道のレールバス写真
樽見鉄道のレールバス(東大垣駅付近)



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