歴史
大垣まつり
各軕の特徴
大垣まつりの軕(やま)13両には、それぞれにさまざまな特徴があります。ここでは、各軕の特徴を簡単に紹介します。
大垣藩主(おおがきはんしゅ)からいただいた次の3両の軕を指します。軕の管理は、昔から各町の当番制になっています。
○神楽軕(かぐらやま)
いつも行列の先頭を行きます。おどりをまう人形は、巫女(みこ)と山伏(やまぶし)で、舞台(ぶたい)の下から人が棒(ぼう)であやつっています。本町(ほんまち)・中町(なかまち)・新町(しんまち)が毎年交代で軕をひきます。
○大黒軕(だいこくやま)
米だわらの上に、七福神のひとつ福の神の大黒天(だいこくてん)がふくよかな笑みをみせています。魚屋町(うおやちょう)、竹島町(たけじまちょう)、俵町(たわらまち)が毎年交代で軕をひきます。
○恵比須軕(えびすやま)
七福神のひとつ恵比須天(えびすてん)を乗せています。右手に釣竿(つりざお)を持ち、左手に鯛(たい)をかかえています。船町(ふなまち)、伝馬町(てんまちょう)、岐阜町(ぎふまち)、宮町(みやまち)が毎年交代で軕をひきます。
はなやかな子どものおどりを2両の軕がひろうします。
○玉の井軕(たまのいやま) 船町(ふなまち)
かつては、からくり軕でしたが、現在では子どもの舞踊(ぶよう)をひろうする芸軕となり、観客を楽しませています。
○松竹軕(しょうちくやま) 伝馬町(てんまちょう)
七福神のひとつ弁財天(べんざいてん)をまつっています。1つの軕で、からくりと舞踊が見られるのは松竹軕だけです。
13両のうち、9両の軕が人形からくりをひろうします。はげしい動きや早変わりなど、それぞれが特徴(とくちょう)ある芸を行います。
○相生軕(あいおいやま) 本町(ほんまち)
相生軕は平成8年に、51年ぶりに再建されました。一瞬(いっしゅん)にして顔が変わる「面かぶり」が見どころです。
○布袋軕(ほていやま) 中町(なかまち)
唐子人形(からこにんぎょう)が右手に扇(おうぎ)を持っておどり、片手(かたて)で逆立ち(さかだち)をし、右手の扇を開きます。
○菅原軕(すがわらやま) 新町(しんまち)
菅原軕のからくり人形は、筆で文字を書くことができます。軕の後ろには、新町に住んでいた日本画家・大橋翠石(おおはしすいせき)の見送り幕(まく)がかけられています。
○鯰軕(なまずやま) 魚屋町(うおやちょう)
からくりは、赤い頭巾(ずきん)をかぶり、金色のひょうたんをふりかざした老人が、あばれる大きな鯰(なまず)を押さえようとはげしく動きます。
○榊軕(さかきやま) 竹島町(たけじまちょう)
屋形(やかた)には、榊(さかき)と神鏡(しんきょう)がかざられています。天鈿女命(あまのうずめのみこと)の人形が榊と鈴(すず)を手ににぎりとるシーンが見どころです。
○浦嶋軕(うらしまやま) 俵町(たわらまち)
名前の通り、昔話の浦島太郎(うらしまたろう)をモチーフにした軕です。玉手箱が開くと浦島太郎がおじいさんになり、カメの口の中からピンポン玉が飛び出します。
○愛宕軕(あたごやま) 岐阜町(ぎふまち)
箱からあらわれるハトに狂言師(きょうげんし)がおどろく様子は必見です。
○猩々軕(しょうじょうやま) 宮町(みやまち)
「猩々(しょうじょう)」とは、中国の想像上の動物です。猩々の人形がお酒の入った壺(つぼ)に頭をつっこむと、赤い顔に変わります。


















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